SE⇒総合コンサル転職者の日記

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確定拠出年金のススメ

こんばんは。

 

今日は最近話題(?)の「確定拠出年金」についてのお話しです。

私は確定拠出年金は将来のための資産運用として大変おすすめしたい方法だと考えています。

 

確定拠出年金って聞いたことあるけど結局なんなの?

確定拠出年金って本当にお得なの?そしてどうお得なの?

 

といった問いにお答えできるような記事にしていきたいと思います。

 

 

◎確定拠出年金とは?

確定拠出年金はその名の通り年金の一種です。

別名として「401k」とも言われます。

 

日本の年金制度というのは、三階建てといわれていまして、

・一階⇒国民年金(20歳以上の全国民加入)

・二階⇒厚生年金(企業に勤めていたら強制加入)

    国民年金基金(自営業やフリーランスの人が任意加入)

・三階⇒企業年金

という構成になっています。

確定拠出年金はこの三階部分の一部となる年金です。

 

従来、この三階部分の企業年金は「確定給付企業年金」とイコールでした。

企業が支払った掛け金を金融機関が運用し、それを従業員の年金に充てるというものです。この年金は、将来受け取れる年金の額がある程度約束されているのが大きな特徴です。

 

それに対し確定拠出年金は、企業や加入者が毎月一定額の掛金を拠出して、投資信託や債券などの金融商品を購入して運用し積み立てていくという年金です。

購入する金融商品については、加入している確定拠出年金によってラインナップが異なりますが、ポートフォリオを加入者自らが組んで運用していくことができます。 

年金の運用を加入者自らが責任をもって行う点が大きく違うということです。そして、将来受け取れる年金の額は運用成績によって左右されることが大きな特徴です。 

 

 

◎確定拠出年金のメリット・デメリット

では確定拠出年金のメリット・デメリットについてみていきたいと思います。

 

メリット

・税制の優遇が受けられる

確定拠出年金の掛け金は全額所得控除の対象となります。

しかも、将来年金として受け取った際にも所得控除を受けられます。

税引き後の手取り資金から運用するのと比較すると、所得控除になることはかなり大きな違いがでてきます。

 

・運用にかかるコストが安い

通常、金融商品を運用する際には取引手数料や運用益にかかる税金が発生します。

しかし確定拠出年金の場合、手数料は非常に低いファンドが揃っていますし、税金はかかりません。

普通に金融商品を購入するよりも圧倒的に有利な状況といえるのです。

手数料や税金、ほんとバカにならないですから…。

これらがかからないとなると、よっぽど景気が悪くなることがない限り、ほとんどの場合拠出額よりも年金額が高くなります。

 

・自分が所属する会社の業績が悪くても、年金への影響が少ない

確定給付企業年金ですと、所属する企業が倒産した場合に年金に大きな影響が出てしまいます。

確定拠出年金は個人に紐づいて運用されていますので、影響が比較的少ないと言えます。

 

デメリット

・原則60歳からしか受け取れない

(よく確定拠出年金の説明にこう書いてあるんで私も書いてますけど、年金なんだから当たり前だろって話です。) 

 

・運用によっては受取額が拠出額を下回る可能性がある

これもまあ当たり前の話です。でも、損をするのが嫌ということがあれば元本保証のファンドも選択できますし、まあこれも考えにくいかなと思います。

あとわずかですが手数料は取られますので、それによってジリジリマイナスになるということは考えられなくはありません。

あとは新興国ファンドに突っ込みまくってその国の経済状況が悪くなるとか…

 

 

◎確定拠出年金を始めるには?

確定拠出年金には、個人型と企業型が存在します。

それぞれについて始め方と概要を見ていきましょう。

 

個人型

個人型確定拠出年金のことを「iDeCo(イデコ)」といいます。

実は2017年からすべての人が個人型に加入できるようになったばかりです。

掛金は職業によって異なっていて、自営業者で月6.8万円、会社員なら月1.2万~2.3万円です。

これは会社員の場合、前述の確定給付企業年金も用意されているからという理由です。

始めるためには金融機関に相談にいくとよいでしょう。

20歳~60歳の人であれば、基本的に誰でも加入できます。

 

企業型

所属している企業が確定拠出年金を扱っていれば加入可能です。(つまり扱っていない企業にお勤めの場合は個人型に加入することになる)

企業型確定拠出年金は入社後に案内がされるはずですので基本的にそれに従い手続きすればOKです。

個人型との大きな違いは、拠出金を企業と個人で出し合うということです。

個人型の場合は加入者が全額拠出しますが、企業型の場合は一定額を企業が拠出し、さらにそれに上乗せしたい場合には、ある一定の上限額まで個人で拠出することになります。(これをマッチング拠出といいます)

 

 

◎もっと詳しく知りたい人向けのおすすめページ

りそな銀行の確定拠出年金のページがおすすめです。

初心者にもわかりやすく書いてありますが、情報量も多くきちんとしています。

www.resona-tb.co.jp

 

確定拠出年金できちんと資産運用して、自らの力で将来を作っていきましょう!

ではまた。