実は適応障害になっていました(後編)
こんばんは。
適応障害三部作(?)の完結編です。
前回までの記事
適応障害になった理由
中編でも触れたのですが、いろいろ考えてみた結果、主な要因は以下2点だと思っています。
- 自責の念が強い、真面目すぎる
SEからコンサルに転職した後、思うような成長ができていないことに焦りを感じており、自分を責める気持ちが非常に強かった。
またその際、明らかによくなかったのが、「他人との比較」を意識しすぎたことだった。例えば、「○○さんは2年で昇進したのに、なぜ自分はできていないのか」「他社を含め、同年代のビジネスマンより劣っているのではないか」
ということを常に気にしており、自分を苦しめていた。
こうあるべき、という思いが自分の中で非常に強く、そこに達していないことに強いストレスを感じていた。 - 上司とのコミュニケーションがうまくいっていない
直属の上司とのコミュニケーションがうまくいかない場面が大きなストレスになっていた。
何をしても、うまく仕事が進まない、怒られるということが続いてしまい、私自身も上司と極力コミュニケーションを取らないように業務を進めてしまっていた。(怒られるのが嫌で、どんどんコミュニケーションを取りたくなくなり、また成果が出なくて怒られ…という悪循環に陥った)
上司は本当に優秀だし、こんなポンコツを見捨てずに指導してくださり、すごくお世話になっているものの、どうも相性が悪いのではないか、という気もしていた。
コロナのせいで週1日しか出社しない状況になったことも、コミュニケーションに悪影響を与えたと感じている。
再発させないための解決策
適応障害というのは、何らかの困難な状況に適応できないことで発生する心身の不調なので、上記の原因を取り除くことが必要と考え、体調が改善してきた9月後半から解決策を立てることにしました。
- 自責の念が強い、真面目すぎる
自己成長や昇進に対する意欲が強すぎて、現実と理想のギャップに苦しんだので、マインドを根本的に変える必要があると考え、本を読んだり、ノートに自分の考えを書きだしたりしながら、頭の整理をしてみました。
落ち着いて周りを見渡してみると、ストレートで昇進している人なんて正直ほとんどいないし、むしろ回り道をしている人だらけだということに気づきました。
上を見ればキリがないですから、マイペースにやっていくしかないということですね。
今回病んだことで昇進できず足踏みしたわけですが、今まで留年も浪人もせずストレートで就職し、5年間頑張ってきたので、まあ1年昇進が遅れようがどうってことはないと気づくことができました。いい意味で自分に対する期待値を下げることができたように思います。ありのままの自分を認めてあげよう、という感じでしょうか…。
逆に今では、このくらいの挫折経験があった方が面白いかな、という考えができるようになりました。
それに、極論仕事ができなくたって死ぬことはないし、私の場合はプライベートは充実していて何の不満もないので、それだけで十分幸せだな、とマインドを変えることができました。 - 上司とのコミュニケーションがうまくいっていない
改めて上司と話す機会を設けて、今後もうまくやっていくために改善策を一緒に検討しました。
また、実は話し合う中で気づいたのですが、自分が思っているほど、自分の評価は低くないんだなと思いました。要は、自分の気にしすぎも多分にあったということですね。
いかに今までコミュニケーションがうまくいっていなかったか、実感しました。
また、さらに上の上司(パートナー)にも相談し、配置を変更していただけないか、打診もしてみました。(まだ実現してないですが…)
その他、マインドフルネスの本を読んでみたり、過去にうつ病や適応障害になった知人と話して経験を聞いてみたり、できる対策はいろいろ手を出してみました。
また、睡眠を十分にとることや、朝散歩をして日光を意識的に浴びるようにすることなど、生活習慣の改善にも取り組んでいます。
病んだ経験を通して思ったこと
本当にしんどかった数か月間ですが、今はほぼ回復し、健康であることの大切さを強く感じています。
ただ、健康で、毎日楽しく過ごせることがこんなにも尊いとは思いませんでした。
そういう意味で、今まで当たり前だと思っていたことにもありがたみを感じられるようになったので、周りの人にはたくさん迷惑をかけてしまいましたが、良い経験だったなと今では思います。
また、20代独身の今、自分の限界を知ることができてよかったという思いもあります。
家族を持ってから、特に子どもがいる状態で病んでしまうと、生活が立ち行かなくなるなと感じました。
一度限界を知ったからこそ、「これ以上頑張ったらだめだ」と今後は気づくことができると思います。(もちろんそんなギリギリを攻める必要全くないですけどね)
そのうち、もう少し緩い仕事に転職した方がいいんだろうなとは思います。
今後は再発させないよう、無理せず自分らしくやっていこうと思います。
それではまた。