ロジカルシンキングで面白いほど仕事がうまくいく本
こんにちは。
今日も引き続き、年末年始のロジカルシンキング強化として、別の書籍を読んだので内容をまとめていきたいと思います。
コアコンサルティングスキルであるロジカルシンキングが大変苦手なので、集中的に学習し直しています…。
前回の記事はこちらです。
今回読んだ書籍は、本田一広著「ロジカルシンキングで面白いほど仕事がうまくいく本」です。
書籍の概要
著者の本田一広氏は、SMBCコンサルティング出身で、企業に対するロジカルシンキング等の研修を多数手がけている方です。
ロジカルシンキングの基礎的な内容を、多くの具体例と共に解説してくださっている書籍です。
ロジカルシンキングというと構えてしまう方も多くいらっしゃると思うのですが、この本では、その構成を3ステップで表しています。
1.情報の発想
最終アウトプットの目的を考えて、情報を集めること、特に何らかのフレームワークを用いて集めることです。(例:MECE)
むやみに情報を集めるだけでは、無駄な動きも増えて遠回りになってしまうので、過不足なく、スピーディーに集めましょう、ということですね。
2.情報の整理
集めた情報を基に、考えをまとめて、わかりやすい文章で表現することを指します。
3ステップの中でもこの部分が肝になるとし、以下の3構図の活用による整理を提唱しています。
基本的にこの3構図でほとんどの情報が整理可能なので、本書では具体例を交えて解説してくださっています。
- ツリー構図
「考える技術・書く技術」でいう「ピラミッド構造」ですね。
ツリー形式で、情報を階層化して整理する手法です。 - マトリックス構図
縦×横の表形式で情報を整理する手法です。
2つの情報を組み合わせて整理でき、そのままスライドに使うことも多いです。
(例:重要度×実現性のマトリクスで売り上げアップの対応策をマッピング) - プロセス構図
情報を時間軸で整理する手法で、手順などを示す場合に使うことが多いです。
(例:営業成績アップのため、プロセスごとに課題を整理し、ボトルネックを見つける)
3.情報の発信
整理した情報を、どのような論理展開で相手に発信すれば正確に伝わるかを考えます。
以下の4点の構成に基づいて発信することで相手に伝わりやすくなるとしています。
- テーマ:何の話か
- 結論:何を言いたいのか
- 大項目:話のポイントは何か
- 構図:「2.情報の整理」で整理した構図に基づいて話す
所感
正直、この本から新たな学びはほとんど得られませんでした…。
ただ、かなり平易な内容で書かれていますので、ロジカルシンキングの入門書としては良いかと思います。
1点良かったこととしては、前回読んだ「入門 考える技術・書く技術」では、ピラミッド構造による情報整理がメインに置かれていましたが、
こちらの書籍では、基本3構図としてプロセス構図とマトリックス構図も挙げていて、自分の持っている引き出しを再整理できたかなと思います。
この著者の方はSMBCコンサルティング出身です。自分の印象としては、グローバルなコンサルティングファームと比べて日本企業的なアウトプットになっていると感じました。
感覚的には、コンサルティングファームとシンクタンクの間といった感じかなと。どうも、文章での説明が長いんですよね…。もう少し「見てわかる」内容になっていると良いなと感じました。偉そうに言える立場でもないですが。
明日は仕事始めですので、年末年始に学んだことも活かしつつ、今年も頑張っていこうと思います。
今年こそ絶対にプロモーションしたいです!
それではまた。